ペットのごはんへの思い・・・
平成元年に犬を飼い始めたのが生き物(哺乳類)飼いのはじまりでした。
うちの犬は雑種でしたがその後飼いだしたもう一匹とも
きれいでツヤツヤで、自慢の種でした。
昼間は土間にいたこともあり毎日お手入れは欠かさず、
全身をキレイに拭き、ブラッシングも欠かせません。
なのに食事は、両犬共大型の小さい方の犬というくらい大きかったり、
それに何でも喜んで食べるので、スーパーのチラシチェックの末に見つけた
一番のお買い得品を車で買いこんで・・・
という具合でした。
でも、実を言うと少し不安だったんです。
人間でも、小さい頃から体に悪いものばかり食べていると
大人になってひどいことになる。と言われますよね。
何日も紙の袋の中で腐らないカリカリ(固形食)にジャーキー。
どんな状況で死んだのかも分からない肉を使った缶詰。
少なくともそれは、人間の食べ物だったらNOの判断を下されるであろう
くらいのことは見当がつきます。
毎日毎日不安がありました。
しかし、それまで哺乳類を飼ったことが無かった私は
みんなが使っているのだから大丈夫なんだろう・・・と思いながら
ずっと不安な食事を与えつづけてしまったのです。それもいっぱい!
しかしそれは、最初の犬が12歳になった頃から現れてくるようになりました。
いっぱいあげすぎて太らせてしまったことも原因ですが、
気がつくと毛艶が悪くなり、心臓病に喘息です。
2番目に来た子は11歳の時、足にシコリができました。肥満細胞腫。
先生に「ドッグフードが悪かったのでしょうか・・・」と聞くと
「一概にはそうとは言えません。」
もちろん太らせたのが一番の原因!
もしかしたら、その<不安だらけだけど栄養的にはととのっているはずの食事>だったから
そこまで生きられたのかもしれないし、
ナチュラルフードだったら絶対に長生きが出来たという保証も無いし
それはまったくわからないことです。
しかし、体に良くないと思いながらそれを与えつづけたことは私自身の怠慢にすぎず、
愛情を尽くしていたとは、胸を張って言えませんでした。
犬が病気になってから、東洋医学を取り入れた獣医さんのすすめもあり
我が家では手作りごはんや生魚丸ごと! なんてものが主流になりました。
(ペットを病気にしない 本村伸子 著 参考)
といっても手遅れで、犬たちには
口に慣れた犬好みの<人間には不安の食事>が食べられなくて不満だったようです。
だから、今度の縁あって飼うことになったこの猫には全力を尽くしたいし
後に辛い思いをさせないように、最初から体に良いものをと考えています。
日本のペットフード業界は成分表示の義務をはじめ
品質の基準もアメリカに比べると随分と甘いようです。
だからといって、国産のペットフードが全て悪いというわけではありません。
それに、アメリカ産の<全てきちんと基準を満たしているペットフード>なら
なんでも最高!!という訳でも無さそうです。
それは、<○肉副産物>という名で、人間の食べ物には絶対に使われないような肉を
使用していたり、
違反にはなっていない<発ガン性の否めない保存料>を使っていたりするものも
あるからです。
できるかぎり、無添加、無農薬原料使用。「保存料はビタミンEとCを使っている」などの
自然食品をと考えております。
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犬と違って猫の手作りご飯は栄養面で難しいものです。
うちでは手作り一本でとは考えず、フードと合わせて出しています。
しかし、下の本は何かと色々参考になりますので
常日頃手の届く所に置くようにしています。
※ ペットを病気にしない 本村伸子 著 ・・・宝島社新書
※ 自然の薬箱 ミリアム・ポールニン/クリストファー・ロビンズ 著 ・・・マール社
※ 犬・猫に効く指圧と漢方薬 シェリル・シュワルツ 著 ・・・世界文化社
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